クロフネ航海手帳

鉄道写真ブログ

今シーズン2度目の大雪 混乱を極めた西武線

2月14日から15日かけて、関東甲信越一体を襲った大雪は、山梨・群馬秩父地方を中心に甚大な被害がでました。当然ながら、鉄道にも大きな影響が及び、東横線の正面衝突事故をはじめとして、各地の鉄道駅で屋根の崩落、雪崩により線路が埋まる等、大きな被害がでました。今回の大雪は湿雪中心だったことに加え、その後雨が降ったりしましたので、非常に重い雪となり更に被害が拡大した印象があります。

西武鉄道も15日の朝方は広範囲で全線見合わせ。特に被害の深刻だったのは飯能〜西武秩父間の山線区間であり、芦ヶ久保〜横瀬間は雪崩で線路が埋まる、甚大な被害となりました。除雪には結局1週間程度要し、21日にようやく運転再開となりました。大雪が降らない地域で1m級の雪が降った場合、設備もノウハウもなくここまで影響が及ぶということを痛感させられました。

15、16日に数枚記録していますので、ご紹介。

まず15日、西武池袋線はこの日は前日から大雪の影響で、優等運転は取りやめ全列車各駅停車で運転。10両編成も各駅停車で運転され、椎名町、東長崎、江古田、桜台のホーム延伸部分が恐らく初めて活用されました。(撮影地:西武池袋線池袋〜椎名町)
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地下鉄直通運転も完全にストップ、更に東横線の正面衝突事故の影響もあり、東急車は帰れない状況。東急車やメトロ車の池袋入線もありました。特に東急5050系8両編成の池袋入線は初だったと記憶しております。サンシャインバックの東急車は違和感、更にこの大雪の光景が今回の災害を物語ります。(撮影地:西武池袋線池袋〜椎名町)
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車両基地の線路も雪に埋まっているところが多かった影響か、前日の運用についていた車両がそのまま15日も走り続けていたとのことでした。(撮影地:西武池袋線椎名町〜東長崎)
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16日は3011Fが珍しく優等運用に。雪晴れの入間川へ。撮影地は雪の山となっており、撮影するのも雪国なみの苦労でした。(撮影地:西武池袋線仏子〜元加治)
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記録的な豪雪となった関東 走り続けてた西武線

2月8日、記録的な豪雪となった関東地方。東京でも20cm以上積雪を記録し、45年ぶりの大雪となりました。雪となるとどうしても写欲が枠のが撮り鉄の性であり、何もしなければ楽なものを、敢えて「苦行」にチャレンジしてきました。

午後すぎにゆっくりと撮影に出かけました。思った以上に吹雪いていて、撮影に難儀。椎名町付近で撮影するも、既にこの時点ダイヤが徐々に乱れ始めていました。(撮影地:西武池袋線池袋〜椎名町)
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3011Fと雪景色は今年がほぼ間違いなく最後でしょう。
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この後3011Fの折り返しを狙うつもりが、所沢駅のポイント不転換で池袋線がストップ。結局撮影地まで来たものの、間引きが激しくなり、来るか来ないかわからない状況に。家に戻れなくなっても困るので、この1枚だけ撮って退散しました。(撮影地:西武池袋線秋津〜所沢)
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各地の駅や踏切では西武鉄道の従業員が雪かきを必死に行っておりました。現場の方々には本当に頭が上がりません。

ダイヤ乱れもひどくなり、地下鉄直通も16時頃には全て中止。列車も間引かれ、もはやダイヤは崩壊。上り保谷行きや練馬行きなど奇怪な行き先が続発。
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池袋駅へ戻ってくると9102Fが7番ホームへ放置されていました。積雪でホームの一部は立入禁止。
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列車に氷柱ができるとは、東京でははじめてみたように思います。
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池袋駅では改札は入場規制。間引きの影響で大混雑でした。
皆様、お疲れ様でした。

冬の黒姫山バックで妙高号を狙う

2015年春の開業を見据えて、北陸新幹線ではE7系の試運転が開始。並行在来線も大きく変貌することが予定されております。

その中で今の姿を・・・ということで12日は雪の妙高号を狙いに行きました。雪国の天候の不安定さもあって、山には雲、午後にはドン曇りとなったり、イマイチな結果となってしまったのですが、かろうじて撮影できた写真を掲載。

妙高4号。前日雪が上手いこと降ってくれ、着雪は申し分なし。しかしながら山がガスってるえに、雲もかかっており、合格ラインには届かず。色々編集して、山はくっきり出してみました。(撮影地:信越本線黒姫〜古間)
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帰りがけには長電もちょっとだけ撮ってみました。(撮影地:長野電鉄長野線信濃竹原〜夜間瀬)
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納得いきませんので、またチャレンジしたいと思います。

雪景色の中を走る寝台特急あけぼのを撮影する

今年3月のダイヤ改正で廃止され、臨時格下げとなる寝台特急あけぼの。最後の姿を収めるべく、青森・秋田まで遠征して参りました。やはり雪景色の中を走る寝台特急はまた格別な被写体。計3日間滞在し、毎日撮影しました。

冬の日本海側と言えば、鬼門なのが天気。本来二ツ井〜富根等でも撮影したかったのですが、まったくもって晴れる見込みはなし。加えて雪も大して積もっておらず、撮影条件はよくありませでした。しかしながら、連日とも秋田・青森県境付近は雲が薄く、晴れが望める状況。そのため、この付近を中心に撮影しました。

初日は白沢〜陣馬の下アングルで。この日は晴れそうで晴れず仕舞い。(撮影地:奥羽本線白沢〜陣馬間)
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夜には東能代駅でバルブも。(撮影地:奥羽本線東能代駅)
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2日目は大館〜白沢の直線へ。この日晴れないと思っていたのですが、晴れてしまい大きな判断ミス。白沢〜陣馬は晴れただけにこれは悔しい結果となりました。ただ、雪を巻き上げるあけぼのを接近戦で撮りたいという気持ちはむしろこの失敗で高まるほどで、順光だったらどれだけよかったことか思いが募りました。(撮影地:奥羽本線大館〜白沢)
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定番の青森駅でバルブもしました。(撮影地:奥羽本線青森駅)
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滞在最終日には再度白沢〜陣馬へ。今度は俯瞰アングルへ。最後の最後に及第点と言える写真を仕留めることができました。(撮影地:奥羽本線大館〜白沢)
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縦でも。
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廃止は残念ですが、廃止までの間できるかぎり追いかけ続けたいところです。

雪化粧のヒガハスにて北斗星を撮る5

2月1日から2日未明にかけて、東京近郊では珍しく積もるほどの雪となりました。写真的にはやはり雪景色というのはそれなりに絵になりますし、東京近郊では珍しいことなので精力的に撮影しました。

最近ちょくちょく撮影している北斗星を撮影することにし、東大宮〜蓮田の通称ヒガハスのポイントへ。

211系。雪は思ったよりは少なめでしたが、まあまあの量が残っていました。なにより雪晴れというのが素晴らしかったです。(撮影地:東北線東大宮〜蓮田間)
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E231系や211系で練習を重ねました。なかなか雪の多い景色での露出には苦慮しました。(撮影地:東北線東大宮〜蓮田間)
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まずはカシオペア。211系が後ろに見えているのはご愛嬌。牽引は92号機。(撮影地:東北線東大宮〜蓮田間 8010レ)
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そして北斗星。田端機唯一のヒサシ付きのEF81-133号機牽引でした。10秒後には裏被りするところでしたので、タイミングはギリギリでした。この影響もあってかヒガハスは50人程度は集まっており、大盛況でした。(撮影地:東北線東大宮〜蓮田間 2レ)
EF81_050

※2010年2月2日撮影

大雪の翌朝の西武線4

最初は余談です。唯一の所有レンズであったAF-S DX VR Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6Gのフィルターを取り付ける部分のネジが外れてしまうという奇怪な故障の仕方をしまったために18-200mm F3.5-5.6Gをニコンのサービスセンターへ修理に出しました。これだと一眼レフの本体があってもレンズがないので、兼ねてから300mm程度のレンズが欲しいと思っていたのでAF-S VR Zoom Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6Gを買ってみました。(私の身分ではこれ以上高いレンズには手が出ません…)ということで望遠域は現在従来通りデジタル一眼レフカメラによって撮影していますが、18-200が戻ってくるまで広角域の撮影は全てコンデジの撮影になると思います。

さて本題の撮影です。2月9日(土)の夕方から10日(日)未明に首都圏に降り積もった雪は、降った時間自体はそれ程長かったわけではありませんでしたが、意外と積もりました。所沢では一面銀世界となり、積雪も5cm以上はあったかと思います。10日はたまたま所用で、早朝に所沢駅いたので時間の合間を利用して10分程だけ撮影してみました。

まずは新宿線の列車から。西武2000系2+6の急行本川越行き。6連の方は幕車でした。屋根にも雪が多少残っていますね。
2000_021





西武6000系6151F。この編成昨夜は屋根付きの場所に留置されていたのでしょうか、殆ど屋根には雪がありませんでした。
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西武新101系301F。こちらの車両にはたっぷり屋根上に雪が載ってます。
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所沢留置線で一晩明かした西武6000系6104F。隣には3000系が同じく留置されていましたが、位置関係から撮れず。意外と所沢の留置線が2本とも埋まってる時間は多くありません。流石に6104Fは雪が相当載ってますね。
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※2008年2月10日撮影

雪の翌朝でしたが、それ程寒くなく快適な撮影でした。短い時間の撮影でしたが、雪がまだ沢山残っている景色が撮影できたのでそれなりに楽しい撮影となりました。

ありがとう多摩湖線101系イベント列車運転中止1

本日(3日)に運転が予定されていた、ありがとう多摩湖線101系ラストランイベントのメインとも言えるイベント列車(ミステリー列車)は大雪のために中止となってしまいました。天候のことなのでどうしようもありませんがやはり残念です。

そんな中今日の午後225Fは南入曽へ回送(疎開回送?)されたようです。このまま225Fは最後を迎えてしまうのでしょうか。

今日は何も撮影していないので何の画像もないありませんが、変わりといってはなんですがlivedoorブログに動画投稿機能が何時の間にやら追加されていたので、テストついでに昨年(2007年)の南入曽車両基地公開の時の225Fの返却回送シーンの動画を貼り付けおきます。デジカメで撮影のついでに撮ったものなので、みすぼらしい動画ですがお許し下さい。(再生画面が微妙だったのでyoutubeに変えました)

雪と西武電車【2008/01/23】3

1月23日の首都圏は各地で雪が降りました。かねてから是非とも雪と西武線の写真を撮りたいと思ってましたので撮影に。23日は225Fが朝方運用に就いてましたが、起きられずに撮れず仕舞い。仕方ないので西武新宿線の新101系に狙いを絞って撮ることに。撮影地は地元の新所沢付近ですが、妥協せずに沿線から。

西武新101系313F+285F。最初は雪の露出具合がよく分からずかなりの露出アンダーになってしまったので、かなり後から持ち上げてます。(4618レ)
313F+285F_002





西武新101系311F+283F。普段ならば新所沢駅ビル内にある西友の看板の見えるアングルですが、雪で全く見えません。(2623レ)
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西武10000系シングルアームパンタ車(10102Fか10109F)。個人的には雪とNRAが一番西武の車両の中で似合う気がします。(114レ・小江戸14号)
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西武2000系4+6。本川越の旧2000系6Rは幕車。貫通扉にはかなり雪が溜まっていました。(2625レ)
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流石に寒くて手がかじかんで辛かったのと、カメラが濡れまくっていたのが心配だったので田無駅に移動。こういう時防塵防滴のカメラだったなあとか思ってしまうのですが。


西武新101系311F+283F。さっきの急行本川越の折り返しです。やはり都心に近い方が雪は若干弱かった感じがしました。(1604レ)
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※2008年1月23日撮影

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