クロフネ航海手帳

鉄道写真ブログ

俯瞰

吾妻線廃線区間 最後の新緑

5月11日、連日の晴れ間が広がった関東地方。前日のいすみ鉄道につづいて新緑を狙いにこの日は吾妻線へ。八ッ場ダムの建設に伴い、今年の10月1日には岩島〜長野原草津口が新線に架替えられます。したがって最後の新緑シーズンということになります。

かねてから訪れたかった樽沢トンネル俯瞰ですが、イマイチ場所がつかめず昨秋は行くことができませんでしたが、今回はしっかり事前に調べて山を登りました。なかなか登るのが大変な斜面でしたが、登った甲斐のある風景が広がっていました。まさに緑の絨毯といったところでしょうか。(撮影地:吾妻線岩島〜川原湯温泉)
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この俯瞰、廃線になり列車が通らなくなるのは残念ですが、この撮影地もまた八ッ場ダム建設に伴い作られた道路があるからこそアプローチできるように場所です。言わば八ッ場ダム建設があったからこその場所、なんとも皮肉なことです。期間限定の絶景でした。

新緑のいすみ鉄道を撮る

2週間ほど経ってしまいましたが、5月10日の撮影についてです。
この日は清々しい晴れとなり絶好の撮影日和。

新緑が美しい季節ですので、新緑が美しい場所を・・・と選んだのがいすみ鉄道。

朝の快速から撮影開始。(撮影地:いすみ鉄道西大原〜上総東)
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もっと思い切って右を開ければと後悔。中途半端な構図に。(撮影地:いすみ鉄道久我原〜総元)
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初夏ということで日中は既に光線が高く撮ってもイマイチ。ということでここで昼休憩。

午後は伐採所俯瞰からスタート。後撃ちでもよくわかりませんね。(撮影地:いすみ鉄道西大原〜上総東)
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若い新緑と常緑樹の組み合わせが美しかったです。
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最後にチーズ工場の私有地より俯瞰。よくネット上にあがっていますが、一声許可を取りましょう。
水の張った水田が初夏を感じさせます。(撮影地:いすみ鉄道西大原〜上総東)
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城西地区から車でいすみ鉄道というのは非常に面倒なので、ついつい敬遠しがちなのですが、ロケーションと車両は揃っているいい鉄道ですので、ぜひともまた訪れたいところです。

臨時あけぼのを西目俯瞰にて撮る

定期列車として廃止された寝台特急あけぼのですが、GWの期間には臨時列車として運転されました。好天に恵まれた5月4日の朝、西目〜仁賀保の俯瞰撮影地へ赴きました。臨時あけぼのは上りの青森発車が1時間繰り上がり、逆に下りは青森到着が1時間以上遅くなりました。その影響もあって、定期時代は夏にしか撮れなかった場所がGWでもらくらく撮影できるようになりました。西目俯瞰もそんなポイントの一つです。

この日は好天でしたが、春の日本海にしては珍しく白波が一面に立つ状態でした。(撮影地:羽越本線西目〜仁賀保)
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広角でも。
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客車が見るからに痛々しく、いつまで運転されるでしょうか。
また走る機会があれば撮影したいところです。

雪景色の中を走る寝台特急あけぼのを撮影する

今年3月のダイヤ改正で廃止され、臨時格下げとなる寝台特急あけぼの。最後の姿を収めるべく、青森・秋田まで遠征して参りました。やはり雪景色の中を走る寝台特急はまた格別な被写体。計3日間滞在し、毎日撮影しました。

冬の日本海側と言えば、鬼門なのが天気。本来二ツ井〜富根等でも撮影したかったのですが、まったくもって晴れる見込みはなし。加えて雪も大して積もっておらず、撮影条件はよくありませでした。しかしながら、連日とも秋田・青森県境付近は雲が薄く、晴れが望める状況。そのため、この付近を中心に撮影しました。

初日は白沢〜陣馬の下アングルで。この日は晴れそうで晴れず仕舞い。(撮影地:奥羽本線白沢〜陣馬間)
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夜には東能代駅でバルブも。(撮影地:奥羽本線東能代駅)
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2日目は大館〜白沢の直線へ。この日晴れないと思っていたのですが、晴れてしまい大きな判断ミス。白沢〜陣馬は晴れただけにこれは悔しい結果となりました。ただ、雪を巻き上げるあけぼのを接近戦で撮りたいという気持ちはむしろこの失敗で高まるほどで、順光だったらどれだけよかったことか思いが募りました。(撮影地:奥羽本線大館〜白沢)
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定番の青森駅でバルブもしました。(撮影地:奥羽本線青森駅)
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滞在最終日には再度白沢〜陣馬へ。今度は俯瞰アングルへ。最後の最後に及第点と言える写真を仕留めることができました。(撮影地:奥羽本線大館〜白沢)
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縦でも。
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廃止は残念ですが、廃止までの間できるかぎり追いかけ続けたいところです。

仲秋の吾妻線で紅葉を撮る

10月27日、吾妻線で紅葉と列車を絡めた写真を撮れないかと、撮影して参りました。関東は雲一つない空だったにも関わらず、吾妻渓谷沿いは雲が非常に多く、なかなか俯瞰ですっきり晴れる条件ではありませんでした。それでも1枚雲が抜けてくれた写真撮ることができました。

吾妻線は八ッ場ダムの工事に伴い新線への架替え工事が進んでいます。もう殆ど完成しており、後は架線を張ればいつでも架替えできるような装いでした。もしかしたら、紅葉の吾妻渓谷と吾妻線はこれが最後になるかもしれない、そんな想いがありましたので、ちょっと早いかなと思ったのですが、撮影して参りました。(撮影地:吾妻線川原湯温泉〜長野原草津口)
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絶景 初夏の五能線を撮る

晴れないあけぼの・はまなすとは対照的に、途中で立ち寄った五能線では天候に恵まれました。その五能線でも夕方から一気曇るなど、青森県の天候の不安定さを見せつけられる撮影となりました。絶景の五能線を数カ所撮影地をめぐってみました。

まずは能代から車で北上すると素晴らしい青空と日本海の蒼い海が見えて来ました。五能線は本数が非常に少ないので、間に合いそうなところで、撮影することに。国道と五能線がオーバークロスする国道より。(五能線:岩館〜大間越)
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奇岩の集まるガンガラ穴の俯瞰へ。透明な蒼い海は絶景の一言。(撮影地:五能線十二湖〜陸奥岩崎)
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多少能代方面へ戻って、岩館とあきた白神の間にある有名な橋梁へ。シルエットにはまだ早い時間だったので、無難な構図で2本。(撮影地:五能線あきた白神〜岩館)
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こちらは縦で。
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実は立ち位置のすぐ脇にも線路があるため、歩いて追っかけ(笑)
ついでにしては見栄えのする写真になりました。
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まだまだ、深浦付近や鰺ヶ沢等々ではまったく撮影していませんので、次回訪れるときには訪れることがデキなかった場所と、タラコのキハ40でも狙ってみたいところです。

笹川流れを走る羽越線の485系を撮影

6月8、9日は東北ぐるっと一周遠征して参りました。その中から順不同で撮影したものをご紹介したいと思います。

2日目の終わり、帰りついでに立ち寄ったのが羽越線の景勝地笹川流れ。485系の引退が差し迫る中、どうしてもこの素晴らしいロケーションで撮影したく、短い時間でしたが立ち寄ってみました。

結局時間がないこともあり、笹川流れの俯瞰の中でも最上段まで登ることは断念し、中腹付近撮影しました。それでも素晴らしい絶景が一面に広がり、訪れた甲斐があったというものです。快晴の中を485系のT編成がゆっくり通過、(撮影地:羽越線越後寒川〜今川)
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架線下ですが、普通列車のキハ40も通過。人気はさほどありませんが、赤いキハは青い海によく映えます。
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素晴らしいロケーションの羽越線、485系の置き換え前にまた訪れてみたいところです。

新緑の吾妻線・八ッ場ダムにより廃止される区間を撮る

5月12日は天気予報ではイマイチパッとしない予報でしたが、朝起きると予想外の晴れ。そこで新緑の綺麗な吾妻線に足を運んでみました。

岩島〜長野原草津口間は八ッ場ダムによる水没区間を含むため、現ルートは用途廃止が予定されており、既に新線の建設がかなり進んでおります。もっとも八ッ場ダムの工事は、知られている通り順調ではありませんので、いつ新線へつけ変わるかも不明です。

八ッ場ダムの湖面二号橋(不動大橋)から。いくつもアングルがあります。(撮影地:吾妻線川原湯温泉〜長野原草津口)
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白根山を望む。(撮影地:吾妻線川原湯温泉〜長野原草津口)
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本当に新緑が綺麗でした。(撮影地:吾妻線岩島〜川原湯温泉)
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これだけ広葉樹がたくさんあるとさぞ紅葉も綺麗なのではないかと思います。紅葉の時期にもまた来てみたいなとおもいました。

115系スカ色で運転むさしの奥多摩号

115系M40編成を使用したむさしの奥多摩号がGW期間中に大宮〜奥多摩間で運転されています。せっかくの快晴を活かすべく、奥多摩方面へ足を伸ばしてみました。

選んだ場所は古里〜鳩ノ巣の俯瞰アングル、ハゲ山のようなところで高い場所があまり好きでない身としては歓迎できない場所でした。そうは言っても登ってみると絶景。しばらくすると115系が現れました。それにしても新緑が眩しいです。

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かなり長い区間が俯瞰できるので数カットは撮ることができます。
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E233系もこういうアングルでみるとなかなか絵になると思いました。
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奥多摩は初めて訪れたのですが、なかなか奥が深いのでまた臨時列車等があった時には訪れたいところです。

石巻線瓦礫貨物列車を撮る

2月17日は石巻線の貨物列車を撮るために、遠征を決行。石巻線の貨物列車は東日本大震災の影響で長らく運転が休止されていました。これが昨年10月より運転が再開。本来1日7〜8往復程度ですが、まだ3往復程度の運転となっているようです。この復活した貨物列車の中には震災の瓦礫を各地へ運ぶ瓦礫運搬の貨物列車が設定されています。

この瓦礫貨物列車、白い瓦礫コンテナが特徴です。この度、石巻での瓦礫処理にめどがつき、3月の改正以降は消えるとのこと。これからは岩手方面から瓦礫搬出が盛んになるとのことです。震災復興が遅まきながら、進みつつあること実感する次第。

調べてみると石巻線の貨物はDE10牽引で、もちろん非電化。なかなかロケーションにも恵まれていて、これはと思って撮影に行って参りました。

石巻線の貨物を撮るならココ!という場所なのでしょうが、運良く原色牽引。フルサイズで300mmだとなかなかの迫力になるアングル。(撮影地:石巻線涌谷〜前谷地)
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石巻港の手前でもう1回。(撮影地:石巻線石巻〜石巻港)
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ここも定番。俯瞰のポイント。切り位置をややミス。(撮影地:石巻線前谷地〜佳景山)
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東北色のキハもそれはそれで絵になるポイント。(撮影地:石巻線前谷地〜佳景山)
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コンテナ貨物ももちろん走っています。(撮影地:石巻線前谷地〜佳景山)
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と、綺麗に書いてみましたが、実は1月に1回全く同じ遠征をしていましたが、瓦礫貨物はウヤだわ、貨物は送れるだわで、散々だった遠征を1回しています。この時絶対ここはリベンジすると誓い、今回強行軍で遠征したという経緯が・・

その時の写真を・・
この時は雪晴れで絶好の撮影日和でしたが。(撮影地:石巻線涌谷〜前谷地)
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この石巻港直前のアングルはここ1ヶ月ほどで柵が盛大にできたため、撮影が大きく制約されるようになりました。(撮影地:石巻線石巻〜石巻港)
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石巻線の瓦礫貨物は臨時扱いではあるようですが、一応土曜がいままでの傾向ですと運休のようです。その他の日も不定期で運休日がある模様でした。

この瓦礫貨物列車が被災地復興に役立ち、いずれはこんな列車が走らなくても済むように復興が進むことを願うばかりです。
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