7月2日の撮影の続きです。415系の廃車回送を撮影した後は門司港へ。

ここでは門司港レトロ付近を走る観光トロッコを撮影しました。正式名は平成筑豊鉄道門司港レトロ観光線、山口銀行がネーミングライツを買取し「やまぎんレトロライン」と名付けられています。平成筑豊鉄道が第二種鉄道事業者で運行しており、北九州市が第三種鉄道事業者として路線を所有しております。また、この観光鉄道は田野浦公共臨港鉄道(門司港〜外浜間)の廃線跡を利用しています。廃線跡を復活させた「路線の動態保存」として全国的にも注目に値する路線と言えるでしょう。

イギリス等ではこうした廃線跡の観光鉄道化というのは進んでおり、車両も含めて動態保存が盛んです。こうした観光鉄道を支えているのはボランティアと高い運賃であり、鉄道を文化として残すべきと主張するならば、鉄道ファンはこうした観光鉄道にも積極的にお金を落とすことが必要とされるのではないでしょうか。

車両は機関車が元南阿蘇鉄道、トロッコは元々は島原鉄道で運行されていたものです。車両は他社で不要になったものを利用しております。

観光鉄道の沿線は単線で開けた場所もあまりないのですが、トロッコが短いことやカーブが多いことなどから撮る場所は工夫すれば色々あるようでした。

出光美術館駅からノーフォーク広場駅にかけては複線部?の廃線跡がそのまま残っており、編成写真に適した撮影地が存在します。(撮影地:平成筑豊鉄道門司港レトロ観光線出光美術館〜ノーフォーク広場)
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上の写真から更にノーフォーク広場寄りに行った地点です。(撮影地:平成筑豊鉄道門司港レトロ観光線出光美術館〜ノーフォーク広場)
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ノーフォーク広場手前の急カーブで正面ドカン。(撮影地:平成筑豊鉄道門司港レトロ観光線出光美術館〜ノーフォーク広場)
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関門橋をバックにも撮影ができます。(撮影地:平成筑豊鉄道門司港レトロ観光線出光美術館〜ノーフォーク広場)
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終点の関門海峡めかり駅の先に車庫があります。運行終了後車庫では丁度入庫作業をしているようでした。(撮影地:平成筑豊鉄道門司港レトロ観光線瀬戸町車庫付近)
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みなさんも機会がありましたら、この観光鉄道に乗車してみてはいかがでしょうか。