私が韓国に行っている間に西武時刻表が発売されました。
私は帰ってくるなり早速購入して、今回のダイヤ改正のポイントを探して見ました。長いです。一日中時刻表見て気づいた感想なので。
※注意
筆者の主観・独断・偏見がかなり入った記事であることをご了承の上、それでも読みたい方は続きをお読み下さい。

<池袋線>
・朝の上り快速の接続の一部石神井公園のでの発車順序の変更
今までは石神井公園で通常の緩急接続を各停と快速で行っていましたが、一部快速は石神井公園で接続は取るものの、各停を先に行かせます。これが事前にアナウンスされていた、遅延対策でしょうか。これに伴い快速は所要時間が一分増えてます。
・昼間の下りダイヤの優等ダイヤホールの消滅
従来池袋**25分発の準急飯能を逃すと**40分の準急所沢まで15分間無料優等が存在しなかったものが、**40分発の準急が35分発となり、**25分発の準急が一分繰り上がり24分発になったものの、優等の最大間隔が11分になり改善されました。これは大幅な改善で、歓迎したいところです。**35分発の準急は**45分発の急行に抜かれないため、所沢は有効列車が一本増加しています。急行はひばりヶ丘での接続が清瀬行きとなるため、秋津には不便です。この清瀬行きを所沢あたりまで、延長運転できれば秋津のダイヤホールも解消したでしょうが、そうすれば運用本数も増えてしまいますからなんとも言い難いところです。**45分の急行で秋津に行く場合石神井公園で2本後の快速に乗り換えられるため、不便なものの有効な列車ではあります。
・練馬での発車順序変更
従来池袋**10分・**40分発の準急は練馬で新木場からの各停と連絡してますが、先に各停を行かせていました。その分準急は1分程度練馬で停車していていました。今回の改正でこれが、準急が先行するようになり、練馬での停車時間がなくなりひばりヶ丘までは1分スピードアップしています。その分新木場からの各停は4分も練馬で停車することなりました。有直利用者は多くはないのでこの改正は適切でしょうが、4分も停車してしまったら直通効果が台無しです。メトロのダイヤの兼ね合いで改善ができないのは当然でしょうが、できればどうにかして欲しかった点です。練馬での時間調整は他の有直にも言えることです。ただ練馬の配線の問題もあるので一筋縄ではいかないのでしょうが…
・昼間上りのダイヤホール
所沢**18分発の新線池袋行きは所沢**24分発特急に抜かれるものの、終点まで無料優等の待避は受けず、練馬で接続する各停に乗り換えて池袋に行くのが最速となっています。特急を使うという選択肢のある所沢〜小手指はまだいいでしょうが、秋津〜石神井公園ではこの各停を使うしかありません。このダイヤホールは改正によってどうにかして欲しかったところですが、改善されませんでした。ひばりヶ丘で急行の待避を受ける準急と交換すればダイヤホールも消滅するでしょうが、今度は準急の間隔が著しく不均等になってしまいます。(2003年改正のダイヤではまさにそのようなダイヤでありました)これも解消するには何処かを犠牲にするか増発するしか、私の頭では考えられません。どうにかならないものでしょうか…
・夜の快速小手指→準急小手指に
これは事前にアナウンスされていた一部快速が準急にでしょう。これは石神井公園の工事に伴うものですから仕方のないことでしょうか。しかし準急化されたにもかかわらず、所要時間の増加は池袋〜ひばりヶ丘で1分、池袋〜所沢では分単位では確認できず、大泉学園と保谷にも止まるわけですから、地味に改善と言っていいのです。
・夜ラッシュは全体的に発車繰り上げ
池袋発の急行は1分繰り上げられており、快速飯能は2分繰り上げられています。快速はそれに伴い特急待避が所沢に変更になってます。発車時間が5の倍数でないため、若干覚えにくいですけど。

<新宿線系統>
・快速急行関連の変更点
事前のアナウンス通り、狭山市と東村山に停車しながらも所要時間は完全に維持されてます。これができるならば、そのままの停車駅でスピードアップして欲しいと思う人もいるでしょうが、まずまずの改正といったところではないでしょうか。田無の接続は拝島行きの各停になり、東村山で本川越行きの各停に接続します(全て緩急接続)。ですから新所沢では接続は無しです)(東村山接続は上りのみで、下りは従来通り新所沢で接続)今まで快急の恩恵の少なかった、航空公園はこれによって救済されましたが、久米川がホールになってしまいました。以前の下り快急は鷺ノ宮で急行を追い抜いていましたが、この急行は最初から快急の後を2分間隔で続行するようになり、鷺ノ宮での待避がなくなりました。その分上石神井で快急と急行の待避を受ける各停は6分も停車することになっています。上りも接続パターンは下りと同じに改正されてます。また従来は東伏見で準急を追い抜いていましたが、これがなくなり準急は終点まで逃げ切ります。これにより田無以遠は有効列車が一本増加してます。
ちなみに特急も下りは鷺ノ宮での急行の追い抜き、上りは東伏見での準急追い抜きはありません。
・拝島急行の接続・待避パターンの変更
上りは東伏見で本川越からの各停を下りは小平で本川越行き各停に連絡していましたが、上りは田無での接続に変更されてます。上りは本川越からの各停から乗り換える場合小平又は田無で多少待たなくてはならなかったのが解消してます。また従来東伏見・沼袋で各停を追い抜いていたのが、田無・井荻と中井になっています。西武柳沢〜武蔵関の利用者は利便性が向上してます。
・田無行き、始発の各停が昼間消滅
従来の田無行きは玉川上水まで延長運転されてます。従来の小平始発の玉川上水行きと田無行きが合体した感じです。これに伴い田無の中線を塞ぐ時間が減ったために、田無での緩急接続を増やすことが可能になったのでしょう。
・国分寺線直通列車の増発と変更点
上りは新所沢**29分発の準急と接続して**31分発に発車。
下りは新所沢**41分着の急行が新所沢で3分停車して、国分寺発新所沢行きと接続してからの発車となっており、本川越方面と国分寺線直通列車の接続が意識されてます。また事前のアナウンス通り16時台と17時台に一本ずつ増発されてます。下り急行が新所沢で3分止まるのは考え方によってよくも悪くもと言ったところでしょう。
・本川越始発着急行の時間調整が縮小
小平で3分止まるものがほとんどでしたが、最大でも2分、少ないものは1分に改善しました。それに伴い、所要時間が減少しています。これは大歓迎です。
・多摩湖線の増発は事前アナウンス通りなので省略。
<野球ダイヤ関連>
野球開催時に西武球場行きになっていた準急田無が新所沢まで延長運転されて、休日に田無以遠に最大20分あまりあったダイヤホールが消滅。これも大歓迎です。それにより新宿線からの西武球場前への直通は減少。見間違いかもしれませんが、新宿線からの準急西武球場前は消滅。これはちょっとびっくりしました。(西武球場前発はあります)本川越から西武球場前行き復活は事前アナウンス通り。
・ドーム号の運転は事前アナウンス通りなので省略。

長々とお付き合い頂きありがとうございました。

以下へトラックバックしております。
西武人の鉄道日記さん
TOMOの鉄日記さん
やっぱり鉄分の濃い日々さん
虹ブログさん